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歌劇「ひかりごけ」

歌劇「ひかりごけ」のCDを聴きました。って、入手はかなり前なのですけど、感想など書いてなかったなぁ、と思いまして。

團伊玖磨作 歌劇「ひかりごけ」

指揮:現田茂夫

演奏:神奈川フィルハーモニー管弦楽団

武田泰淳氏の原作本も手元にあるので、それを読みながら聴いてみました。ほぼ忠実に作られているのですね。

船長の心理部分と西川の心理状態とを、様々な音の交錯が表している気がします。一幕ラスト、西川を手にかける船長、悲鳴がなくてもそれと分かる音の高まりに衝撃を受けます。。。

二幕、序盤は群集のざわめきと、裁判長達の疑心暗鬼な思いが混沌とした音となって、様々な不安定な状態を表した印象を受けます。

しかし、全体的な印象として、武田泰淳氏の複数提示している演出のうち、幻想的な宗教劇、という捉え方をしているようなものを音楽に感じました。特に二幕にその印象が強いです。傍聴人を表現する男女混声合唱の、“天皇陛下”の連呼や高らかに歌い上げる様子。。。

恐らく自らの恐怖も込められた上での西川達への威圧感のある声と違い、船長の裁判における何かから解放されたかのような声。全てを天に託す悟りを啓いた聖者かとも思われるような状態。。。ラスト、その朗々と歌い上げるのは船長の心からの叫び(祈り)ですね。この彼の行動の是非を問う事が出来るのは、同じ状況に置かれた者だけではないかと。

何分にも、実際に観ていないものでCDから受ける印象は、過去に観た芝居の情景、原作を読んだ時の印象などに影響されるものが大きいかと思います。このオペラが再演されるなら、是非、観たいものです。

この「ひかりごけ」のお芝居は、かつて劇団四季で観ました。特に二幕の限りなくシンプル且つ斬新な舞台装置に、すっくと立った船長(日下武史さん)が一人、姿なき声(裁判官、判事)の追求に淡々と答える様に見入った記憶があります。

この飽食かつ平和な時代に、この人肉喰い事件を題材にした作品を上演するのも、ただそれだけではない何かを提起しているような気がします↓

演劇企画集団THE・ガジラが、現在、「ひかりごけ」を上演中です。どのような演出、台詞まわし、その極限の世界を表現するのか、観られないのが残念です。。。

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