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「身毒丸 復活」

シアター・ドラマシティにて、「身毒丸 復活」を観てきました。

竜也くんの衝撃のデビュー作品、当時から気にはなっていたのに、再演もあったのに、何故かチャンスに恵まれずsweat01、やっと叶った今回の「復活」公演。もう再演はないと思っていたのに、芝居の神さまは、あたいを見捨てなかったらしい(←自己チューbleah

芝居では、役者の年齢は関係ないという部分もあるけれど、年を重ねすぎると出来ない役っていうのもあると思う訳で。これはそんな一つではないかと個人的に思うから。そういう意味でも同じキャストで再演される事に驚いたりもした。いや、一旦“封印”されたのには別にそういう意味(年齢的)ではないと思うけれど。果たして、今後のさらなる復活はあるのか否か。

客席はもちろん、ロビーにまで、スモークが漂ってきていた。そこは昭和初期っぽい感じのレトロな街並み。通行人が自転車、スクーターに乗り往来を行く。やがて狐面やらをつけて、まるで見世物小屋かお化け屋敷から抜け出た風体の人々が、怪しげな様子(しかしどこか懐かしいような感覚)で舞台後方から出てくる…。芝居の幕切れも彼らは登場し、今までの撫子としんとくの物語の世界を夢幻のような感覚にさせる。

「母」を売る店は、それこそ遊郭のよう。舞台転換はほとんどないが、しんとくの家、地下の世界、街、のシンプルな形。衣装の転換に引き抜き、比較強調としてなのか文楽などの、いろんな手法が取り入れられている(と見た)。

ニナガワ氏恒例(←勝手に決めつけpunch)の、降らしモノは、白いティッシュペーパーみたいなのが、ヒラヒラと。これまたリアリズムなところは、しんとくの目潰しか。(個人的には数日前に観た「リア王」でも目潰しがあったので、こういう場面、続きすぎsweat02

「家族」と「家」とは、“お父さん”と“お母さん”と“子供”がいて、「完全なもの」、と言いたいのであろうか、父親の繰り返す言葉が何だか違和感がある。消えたしんとくに対して、繰り返し赤子の姿で詫びる父親の言葉が、さらに虚しく響くだけだった。「家族」とは何?と思ったりもする。。。が、この作品のメインテーマは、“母”と“子”の許されぬ愛。まぁ、血のつながりがないのだから、OKだとは思うけれど、継母と継子なんですから、道義的には、許されないですわねぇ(爆)

「家族合わせ」だなんて、しんとくの置かれた立場を表しすぎているし、疎外感を味わう姿が切ない。もっとも、しんとくの心(=実の母がいない)&撫子(=しんとくの母になれない、母ではなく、男としても見ている)を表現したのが、この場面だなんだろうけど。孤独を深めるしんとくの叫びが耳に残る。

実の母を亡くし、母の面影を求め続けるしんとくが出会った、「母」の撫子。撫子も「子」として出会ったしんとく。その互いが反発し合い、求めあい、また拒絶する様は、普通の男女の“愛”の形とは違う、濃いものがありすぎる。

総体的な感想としては、すごいもの観たなぁ、って感じ。っていうか、寺山氏の世界って…sweat02、という意味合いもある。1時間半の短い芝居ながら、集中力がすごく、終わった瞬間に、ほぉぉぉぉと息継ぎをしてた(←息を止めていたのかsign02) あぁ、でも伝説の初演を観たかったweep

以下、役者さん別に。

父親の品川さん。大河内教授っ(爆)昭和一桁っぽい父親像を好演されていましたねぇ。感情に流されず、むしろ淡々と台詞を進めるあたりはさらなる演出か、彼の個性か。しかしその分、撫子としんとくの“激情”が顕著になっていたから演出なのだろうなぁ。

仮面売りの石井さん。品川さんと共に、お声でも十分すぎるほどの存在感。ふっと見せる不思議な表情が、この世とあの世を行き来する存在のように感じさせる。出番は少なくても、存在は大きい。

撫子の白石さん。役者として、恐ろしく素晴らしい(←注:褒めてるup)と思う人のお一人。彼女の舞台はこれまで、それほど数は観ていないけれど、どの作品でも、どんな脇役だとしても、目が離せない、釘付けになる。どこから、あの気迫、恐ろしさ、妖艶さが出てくるのか。

しんとくへの愛情、憎しみ、その目の動きだけでも感情が伝わる、そしてじんわりと広がる。カテコで立位ではなく、舞台に膝を付いて、客席へお辞儀をなさるそのお姿が美しく印象的。

しんとく=竜也くん。う、美しいお肌shine(←そこに反応するのか、じぶんcoldsweats01)演出とはいえ、脱がれるとぉぉぉ、目の前でそのお肌を見せられるとぉぉぉ、目眩eyeが、鼻血lovelyが(爆)

おっと、感想がそれだけではいけないよなsweat02回を重ね、海外でも評判を得て、役に対する思いや取り組みがきっと違うのだろうけれど、今回が初見な身には、判別がつかない。ただ、他の作品での彼の姿と比べると、“深み”があると思う。役のせいもあるだろうけれど、ただ純粋な思いではない、苦悩の中の苦悩…。苦しみがそのまま伝わってくるので、こっちも苦しい。彼は、周囲の“気”を自分の“気”と合わせて放射させてしまうものを持っているように感じる。なのに、カテコで見せるのは、やんちゃな笑顔wink。つくづく面白い人だ。

次回作品もベテランとの共演ですな、楽しみにしておりますぞよlovely

あらすじ↓↓↓

母を売る店で買い求められた女・撫子と、死んだ実母を慕い続ける義理の息子・身毒丸。
“家”という呪縛の中で、憎しみあい、愛しあい、拒絶しあい、求めあう二人の、宿命の出会いと禁断の恋。

身毒丸:藤原竜也

撫子:白石加代子

父親:品川徹

小間使い:蘭妖子

仮面売り:石井愃一

作:寺山修司/岸田理生
演出:蜷川幸雄
照明:吉井澄雄
作曲:宮川彬良

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