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「キーン」10/26

兵庫県立芸術文化センターにて、「キーン」を観てきました。

もちろん、お目当ては市村さんですが(笑)ありがたいことに、最前列。何にも邪魔される事なくひたすら目の前でいろんな事を観察。

何せ、俳優が俳優を演じるんだから、役者の素の部分が見える感覚があって、それが嬉しかったかな。で、一番、面白かったのが、キーンがドーランを塗る姿。普段は見えない部分だけに、ああやって顔を塗り塗りしていくんだぁ、とぼんやりと観察。

さすが、シェイクスピアの台詞が随所に出てきて、ファンにはたまらない作品になっている。

以下、気になった俳優さんなど。

高橋さんのエレナ。

デンマーク大使夫人とは、また、シェイクスピアネタにはうってつけの設定だわね。でも、何もしそうにない大使の近くにいては、キーンやプリンス様にうつつを抜かしたくなるのもムリはないかも。でも、キーンを愛する訳ではなく、単なる貴族階級の遊びだな、あれは。

彼女の雰囲気は、“陰”。貴族仲間と常に楽しそうに話していても、心のどこかに何かを憂いているこれが高橋さんの持つキャラなのかもしれないけれど、キーンが惹かれたのは、この憂いにみちた美しさかもしれない。彼女もある意味、したたかな女。

須藤さんのアンナ。

貴族やキーン達の会話の中で名前だけで出てきている時は、どんなにずる賢くて、したたかな女なんだろう、と思っていたけど、いざ彼女が登場すると、これがまたイメージが全く違う。キーンにひたすら図々しく付きまとうんだけど、可愛げがあって、それがあまり憎めないキャラだったり。“陽”の彼女は、どこまでも突き抜けていて、悲壮感も何もない。キーンに押し倒されても(←大人の領分)、目を覆うのではなく、あら、お好きにどーぞw感覚は、観ていて面白かった(笑)

どうしてもやりたかったという芝居は下手だし(爆)、プロンプいないと(いてもムリ)何も出来ないし、だけど、彼女が動くだけで喜劇だわ。そして、ついに願いが叶うアンナ。キーンも彼女だけを一途には愛さないだろうけど、それでも明るくついていく感じが見えてくるキャラだった。

鈴木さんの皇太子さま。

あら、イケメンキャラだと思っていたら、何とコメディアンの要素もお持ちとは知らなかった(笑)キラキラスマイルで、微笑んだら、どんな女もついてくるだろう、と思うのに、何故に、キーンとばかり張り合うように女を争うのか。キーンを友とも表現しているけれど、実は貴族社会によくある道化の存在であり、キーンの持つものには全てに興味を持ち、キーンだけが独占するのは許せなかったのかもしれない。

果たして、キーンの行為が反逆なのか、それを許す事を彼が望んだのか、疑わしい、少しうさんくさいところのあるキャラに感じた。

アンサンブルでは、飯野さんを見たかったんだけど(ちゃみさんの娘さん)、いっちゃんの存在感が大きすぎて、貴族をやってはるなぁ、娼婦やなぁ、レベルで終わってしまった(汗)

中島しゅうさんが、とてもいい味を出してはるのが、最高だったshine最近では、いっちゃんとの共演も多いからか、コンビネーションがいいのかも。

主人(キーン)をあがめるでもなく、さげすむでもなく、いい意味で対等な関係を保ちながら、彼を支えている様子がかなり心に残った。キーンが舞台で卒倒し、幕引き→“もうこれ以上は続けられません”という台詞は迫真に満ちていて、観客に錯覚を覚えさせるほどだった。これからもきっと彼は、アンナよりも、キーンの人生のプロンプターであり、一番の良き理解者であり、同志であり、友人であろうことを感じさせてくれた。彼が去ったら、きっとキーンは何も出来ないだろう、もちろん、芝居の上でも優秀なプロンプターであるのだから(笑)

キーンの市村さん。

時々、台詞が突っ走る気もしたけど(おい)、それでも役者の本分は十分に発揮されていたわけで。芝居よりも、カネ、女と、裏の世界の方が忙しい破天荒な生活をしている感をコミカルに、時に、自虐的に演じ続けるところはさすが。

過去にシェイクスピア作品で何作か拝見しているけど、一気に二作をダイジェストで観られるとは。オセローなど、軽く演じておられるのだろうけど、それでも、彼のオセローなら、こうくるのか、と感じるほどで。あぁ、誰かさんのように、全作品制覇してほしいものだわ。

◆エドマンド・キーン:
  市村正親
◆アン・ダンビー:
  須藤理彩
◆皇太子:
  鈴木一真
◆エレナ:
  高橋惠子
◆サロモン:
  中嶋しゅう
◆エイミー:
  西牟田恵
◆コーフェルト伯爵:
  廣田高志
◆執事/ピーター・ポッツ:
  樋浦 勉
◆ダリウス:
  小林正寛
◆ネヴィル侯爵・上院議員:
  田原正治
◆セイディ:
  飯野めぐみ


高山春夫・大橋一三・
村松えり・松本 翔

翻案:ジャン・ポール・サルトル(アレクサンドル・デュマの原作より)
翻訳:小田島恒志 
演出:ウィリアム・オルドロイド


美術:二村周作
照明:塚本 悟
音響:高橋 巌
衣裳:小峰リリー
ヘアメイク: 宮内宏明
演出助手:渡辺光喜
通訳:家田 淳
舞台監督:加藤 高

英国演劇界きってのスター俳優、エドマンド・キーンは、その天才的な演技とともに狂気ともいうべき破滅的な私生活を送る男としても名を馳せている。恋の浮名を流した女性は千人に及ぶとも言われるほどだ。酒は毎晩浴びるほど飲み、争いごとは絶えることなく、金遣いの荒さから借金も天文学的な数字になっている。
懲りないキーンの今のターゲットはデンマーク大使夫人のエレナ。彼女との恋の駆け引きに夢中になっている。キーンと親交が深く、キーンを崇拝するがあまり、彼が愛する人をもれなく愛してしまうプリンス・オブ・ウェールズは、今回もキーンに対してライバル意識むき出しで、エレナにちょっかいを出している。
ある日、そんなキーンのもとにアンナという若い娘が飛び込んできた。ネヴィル卿の婚約者である彼女は、熱狂的なキーンのファンであった。キーンの舞台は欠かさず観ていたアンナは、自然とシェイクスピア劇に登場する全ての女性役の台詞を覚えてしまっており、私も何か演じたいとキーンに訴える。二人の会話もシェイクスピアの台詞を使いながら進行するほどだ。しかし今やエレナしか眼中にないキーン。アンナを邪険に扱うが、無垢で率直なアンナはまったくめげない。

そんな折、キーンは昔身を寄せていた劇団の救済のため急遽十八番の「オセロー」を上演することに。ただ突然のことゆえ、相手役がおらず、目の前にいたアンナにデズデモーナをやってもらうはめに。
エレナをめぐってキーンとプリンス・オブ・ウェールズ、アンナをめぐってキーンとネヴィル卿、そしてキーンをめぐってエレナと、アンナ。シェイクスピア劇より複雑に絡み合ってしまった恋の鞘当て。
そして大混乱の中、「オセロー」の幕が開くー。

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