芸術文化センター管弦楽団第33回定期演奏会(4/10)
兵庫県立芸術文化センターにて行われた、芸術文化センター管弦楽団第33回定期演奏会に行ってきました。
指揮:佐渡 裕
琴:沢井一恵
管弦楽:芸術文化センター管弦楽団
坂本龍一:箏とオーケストラのための協奏曲[初演]
グバイドゥーリナ:「樹影にて」アジアの箏とオーケストラのための
プロコフィエフ:バレエ音楽「ロメオとジュリエット」 作品64 より
坂本教授が、筝とオーケストラの曲を作曲、そして初演。
よく、今では絶大なる評価を得ている作曲家の“名曲”といわれているクラシック音楽を聴く時に、初演の時の観客はどんな気持ちで聴いていたんだろう、と思いをめぐらすけれど、未知のものに出あうというのは、作り手も演奏家も、観客もいろいろと複雑な気持ちなのかもしれない、と思った。
初演なので、その作り手のこれまでの評価はあったとしても、その作品への評価は全くない。だから、初演の観客の評価が残ってしまう。音楽家も先人の記録がないから、一から音を造る。どっちも手探り状態。いろいろ難しい気がする。。。
で、その協奏曲。春夏秋冬をテーマにしたという作品だけれど、春から始まっている訳ではない。基本的に、季節的な春は好きだけれど、彼のイメージとする春は、ちょっと自分の好みではなかったかも。
演奏会が終わると、いい意味でも悪い意味でもその日に演奏された曲の音色が耳に残る時があるけれど、あまり残らなかったかな。ただ、「教授らしい」音楽だったことは間違いない。
琴(筝)の沢井さんは、初見。その小柄な姿からは想像もできないほど、時にダイナミックな動きをみせて、筝の響きを紡ぎだしておられた。
「樹影にて」での、様々な道具を使った演奏テクニックは目を奪われてなかなか面白かった。筝とは指を使うだけが演奏方法ではない、ということか。
しかし、特別に音を拾ってはいたけれど、やはりオケの音が強くて筝の音色がかき消される場面があった。自分の座る位置が悪かったのかもしれないけれど。
協奏曲というのは、バランスが難しい。。。
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